わが家の娘は4歳くらいまで「お肉嫌い」「お肉いらない」と、鶏肉以外のお肉は基本食べませんでした。
食べやすいように細かく切ったり、ひき肉を使ったりして何とか食べさせてはいましたが、親としては健康面も心配だし、偏食せずに何でも食べてほしいと思いますよね。
- そもそも何でお肉を食べてくれないの?
- お肉を食べないとどんな栄養が不足するの?
- お肉嫌いな子供はどうしたら食べてくれるの?
そんなママの悩みや疑問にお答えします!
私が娘を通して気付いた「子供の好き嫌い」と「偏食」について!
子どもの好き嫌いはどうしたらいいの?
子どもが偏食だと、栄養面でも心配だし、これから成長し、大人にになったときに困るんではないか…と心配にもなります。
私の友人にもかなりの偏食持ちがいますが、
- お肉食べない
- 魚食べない
- 野菜はコレだけ
主食の米や炭水化物系は食べますが、副食系はもっぱら無理!
そんな友人を見ていたので、わが子の好き嫌いが始まった時はかなり不安になりました。
もちろん、成長過程で好みも変わるだろうし、子どもの味覚のまま大人になる…ということはないだろうけど、親としては食事には気を付けたい!という思いから厳しく言ってしまうことも。
でも実は!
子供の好き嫌いは自然なことで、何でも食べるほうが珍しいので、多少の好き嫌いは気にする必要はないんです。
悪影響のある好き嫌いが「偏食」
子供にとって悪影響になる好き嫌いは、野菜やお肉、魚など大きな分類での食品が食べられない場合。
野菜の中の単品…例えば、
- キュウリだけが食べられない
- トマトだけが苦手…
というのは単なる好き嫌いでそれほど心配しなくても大丈夫!
- 野菜なら全て食べることができない
- 魚介類は全て食べることができない
という場合は、子供にとって悪影響のある偏食です。
特定の大きな食品分類で偏食になると、その食品から摂取できる発達と発育・健康に必要な栄養素が極端に欠乏するからです。
病気の心配・健康だけでなく脳の発達や骨の成長などに影響してしまうのが本当に怖いですね。
野菜嫌いで不足する栄養

野菜から摂取できる子供に大切な栄養素といえば、ビタミン類です。偏食でまったく野菜を食べない子供は、ビタミン不足で様々な悪影響が起こる可能性が!
ビタミンA
ビタミンAは主に緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなど)に多く含まれるβカロチンが体内でビタミンAに変化します。
ビタミンAが不足すると、骨や歯の発育不良や変形を起こしたり、目の網膜の神経伝達物質がうまく伝達せずに夜盲症になったりします。
さらに肌や粘膜の健康を保つのに必要なので、肌が乾燥したり角質化しやすくなってしまいます。
ビタミンB群(B1、B2、B5、B6など)
ビタミンB群は主に豆類や納豆に多く含まれていて、筋肉や骨、皮膚や粘膜、血管を形成するのに大切な役割を持っています。
子供が不足してしまうと発育や成長が阻害されてしまう恐れがあるので、定期的にきっちりと摂取させてあげたい栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCは、キャベツ、ピーマン、ゴーヤの他、果物のリンゴやみかんに多く含まれています。
ビタミンCが不足すると、細胞の成長や免疫力に影響を与えるため、病気や感染に弱くなってしまいます。
体内の有毒物質の解毒作用を持つため、子供の健康を保つためには非常に重要な役割を持ちます。
よく風邪をひく子供はビタミンCが不足している可能性がありますので、野菜嫌いなら果物から摂取したいですね。
ビタミンD
ビタミンDはしいたけやきくらげなどのきのこ類に多く含まれています。
カルシウムの吸収を促進して骨の形成と成長を促す役割をもつので、不足すると骨がうまく形成・成長できず「くる病」などの病気の心配が出てきます。
ビタミンE
ビタミンEは、かぼちゃやパプリカ、アボガド、アスパラガスなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
血液や血管の形成・成長、細胞の結束に重要な役割を果たします。体に良くない活性酸素の除去にも働いています。
このように、野菜で不足しやすいビタミン類は、特に骨の形成や成長、身体の大切な機能を正常に動かすのに重要な役割を持ちますので、偏食で野菜を食べない子供は成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
魚介類嫌いで不足する栄養

魚は子供の成長でも特に、子供が健康で優秀に育つのに重要な役割を果たす栄養素を持っているので、これが不足するのは子供にとって不幸なのかもしれません…。
カルシウム
特にイワシやワカサギなど骨ごと食べることができる小魚に多く含まれるのがカルシウムです。非常に効率よく摂取できるので、魚を食べない子供はカルシウムが不足しやすいです。
カルシウムは骨や歯の形成に大切なのはもちろん、精神を安定させるのにも寄与します。牛乳で摂取すればいいと思ってしまいますが、牛乳だけでは充分なカルシウムを補うことができません。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)
魚の脂肪、特に青魚の脂に多く含まれる栄養素で、体の中では合成できないので必須脂肪酸に定められています。サプリメントの成分として有名ですよね。
DHAやEPAのオメガ3脂肪酸は血液をサラサラにしたりコレステロールを減らすので、大人の成人病に効果が期待できますが、子供にとっては脳や神経細胞の成長に大切で、脳の活動を活性化させるので思考力が向上すると言われています。
子供にとっては魚を食べる・食べないで学力に影響を与えている可能性は否定できません。
肉嫌いで不足する栄養

お肉嫌いな子は案外多いんですよね!わが家の娘もお肉嫌いでほとほと困っていました。
お肉を苦手になる理由は…
- 繊維質が多くかたい
- 飲み込みづらい
- 味が嫌い
- 肉のニオイが苦手
でももちろん!お肉にも必要な栄養素が盛りだくさんです!
たんぱく質(アミノ酸)
お肉といえば、タンパク質ですよね。
お肉には良質なタンパク質が含まれていて、体内で合成できない10種類の必須アミノ酸が摂取できます。
お肉を摂取しないと必須アミノ酸が不足し、集中力の欠如、精神の不安定、体力が弱くなる、記憶力が悪くなるといった、生活をする上で必要な心身の機能が働かないという悪影響が心配されます。
お肉は動物性の脂質が多いことから、食べ過ぎると体への悪影響が目立ちますが、子供にとって大切なアミノ酸が不足するので、偏食でまったく食べないのは子供にとってよくないんですね。
ミネラル・ビタミン類
お肉には鉄や亜鉛といったミネラルも豊富に含まれています。またビタミンB1やビタミンB12、ヘム鉄が含まれてるので、これらが不足すると貧血、味覚障害などの健康への悪影響がでる可能性があります。
このように、ある特定の食品を食べないことで、その食品群から特に多く摂取できる栄養素が取れないのは、偏食の子供にとっては影響が大きいんです。

偏食はどうやって治したらいいの?
成長過程で好みが変わって、自然と克服できる場合もありますが…偏食を治すのは結構難しいですよね。
そもそも、なぜその食材を食べないのか…?という理由が子どもそれぞれ違います。
まずは、なぜその子がその食材を食べないのか?という原因を突き止めて、それを改善してあげなければいけません。
野菜嫌いを克服するためには?
野菜嫌いは、食感と味が美味しくないという理由が多いです。
子どもの頃は味覚や嗅覚が成長過程にあり、苦みや渋みを感じやすいと言われています。
野菜独特の臭いを「これはまずい食べ物」という経験から子どもは苦手意識を感じてしまいます。
野菜嫌いな子どもには、味や形を変えてしまうことから始めましょう!
形が大きいほど顎を鍛えて脳を活性化させることができるのですが、食物繊維が食べにくいと感じます。
- 細かく刻む
- ミキサーやフードプロセッサーで砕く
- ペースト状にする
など、まずは食感を良くしてあげることからはじめましょう!
味付けには子どもが旨みを感じやすい、鶏がらスープやコンソメ、ブイヨンやかつお出汁がおすすめです。
魚嫌いを克服するためには?
魚嫌いな子どもに多い理由は「小さい骨がたくさんあって食べづらい」が1番のようです。
なので、とても面倒ですが…その骨を取り除いてあげることから始めましょう。
また、青魚や赤み魚の生臭さが苦手な子も多いので、まずは白身魚からからトライ!
栄養面からいうと、青魚のほうがオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が摂取できるので、青魚を食べさせたいのは山々ですが…
まずは「お魚美味しい」と感じてもらうことが肝心です。
- 青魚や赤身魚のフライや天ぷら
- お魚ハンバーグ
など、子供が大好きなレシピに加工してあげて、魚への苦手意識をなくしてあげましょう。
お肉嫌いを克服するためには?
お肉が嫌いな理由としては、「お肉の臭みが苦手」という子供と「お肉の食感が苦手」という子供がいます。
大人でもレバーの臭みや食感が苦手だったり、ジンギスカンの羊肉がダメという方がいるように、子供も、牛肉、豚肉、鶏肉などお肉の種類によっては食べられる・食べられないが違います。
- 臭い
- 食感
- お肉の形
- 肉の種類
など子供が何が苦手でお肉が嫌いなのかを調べることから始めましょう。
なぜ苦手なのかが理解できれば、それを克服するために、別のお肉の種類にしたり、料理方法で臭みや食感をなくしてあげたりすることで、食べることができるようになるかもしれません。
わが家の娘は、牛肉と豚肉の繊維が苦手なようで、鶏肉は食べてくれます。
牛肉や豚肉はひき肉を使用しています。
子どもの偏食は焦らず長期的に治してあげる
子どもの偏食は大人の偏食とは違い、成長過程で治ることが多いです!
味覚が鋭敏で安定していない子ども時代は、ちょっとした事で「この食べ物は嫌い!」と思い、すぐに苦手意識が植え付けられます。
また、子供はよく周りを観察しています。
周りの大人に好き嫌いがあるとすぐに真似てしまいます。
真似していただけなのに…気づいたら本当に食べなくなってた!ということも無きにしもあらず!!
親の気持ちとしてはどうしても、「偏食しないでほしい」「ちゃんと食べてほしい」という思いからついつい叱ってしまいがちですが、グッとこらえて!
食材に対する苦手意識やトラウマが強くなる可能性が高いので、要注意!
少々の偏食は気長に治してあげる気持ちで、叱りすぎないようにしないと…ですね!
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